徳島県同市:秋田町遊郭11「廓湯:橘湯」


2012年8月、徳島を再訪しました。
その際、前項でも扱った遊郭に隣接する銭湯「橘湯」に入湯してきたのでレポします。
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徳島県同市:秋田町遊郭10「全国遊廓案内から引用」


(今更ですが)全国遊廓案内(全国遊覧社、1930年)から引用します。

徳島市秋田町遊廓は徳島市秋田町にあって鉄道による場合は、徳島線徳島駅で下車すれば駅から東南へ約8丁位、二軒屋駅へ下車する時は、北約二丁位であるから、後者を選んだ方が便利である。市営バスは二軒屋郵便局前に停車するからそのところで下車すればよい。この遊郭は明治初年旧藩主蜂須賀家氏の城内から局長家を移して遊女やを許可したことに初まったものである。遊楼敷総計83軒、娼妓250人を有する大きな遊廓である。なお外に芸妓十数人位居る。店は陰店制で、客は娼妓に接見し、自由に掛け合って揚屋(貸座敷)に呼び入れる様になっている。大阪敷き時間制で、大抵10本をもって60銭で朝から暮迄70本4円20銭、暮から朝迄110本10円80銭、また暮から夜12時まで60本(約4円)とし午前0時から朝迄を50本(約3円50銭)としてそれぞれ数えるのである。遊興税は10本毎に5銭である。すなわち1時間遊び1円30銭から、半夜34円、1泊10円80銭位迄で済む訳である。台の物は別だ。美人系の通っている所だけは、比較的美人が揃っている芸妓を呼べば玉代が1時間1円である。鳴門の阿波踊りや独特の三味に合して唄う。この節は特殊な情緒を味あわせる。付近の名勝、鳴門海峡の壮観なる景色を見逃してはならない。国幣中社忌部神社。または大瀧山公園等があって、勝景中第一の地である。天満宮薬師堂等は桜樹多く南に連なる勢見山と共に行楽の優れた所である。妓楼は、

  • (本町)
    • 三七十楼
    • 太陽楼
    • 甲子楼
    • いかり楼
    • 新都楼
    • 第七精華本都
    • 福玉
    • 南栄楼
    • 静鳳
    • 陽巳楼
    • 辻の家
    • しきし
    • 安心楼
    • 大正楼
    • あさひ
    • 若松や
    • 栄楼
    • 八千代
    • はなの
    • 若狭屋
  • (稲荷町)
    • 鶴亀楼
    • 金正楼
    • 第二順気楼
    • 清水楼
    • 急芳
    • 恋しき
    • 高砂
    • 関の家
    • 大阪屋
    • 順気楼
    • 一栄
    • 喜美賀
    • 菊水
    • 新竹
    • 北条
    • 新玉
    • 三階松
    • 入舟
    • 玉喜
    • 濱屋
    • 南海楼
    • 第二濱屋
    • 登茂栄
    • かちどき
  • (曙町)
    • 勢い
    • 新子の日
    • 春の屋
    • つるか久
    • か川
    • 春日
    • 新島
    • 二葉
    • 金寶
    • まねき
    • 三安
    • 三遊
    • さくら
    • 玉の家
    • 神戸
    • 新順気
    • 三長
    • 一力
  • (裏の町)
    • 濱千鳥
    • 明石楼
    • ゆたかや
    • 喜雪
    • 金波楼
    • 木竹
    • 小三七十
    • 本子の日
    • 日崎
    • 第一精華
    • 三ヶ峯
    • 第二精華
    • 吉川
    • 大和
    • 花月
    • 日の出
    • 八陣
    • 新大正
    • 第二島芳
    • 初の家

徳島県同市:秋田町遊郭8「お爺ちゃんに聴き込み」


今回、早朝撮影していたら、お散歩中の古老がおられましたので、勇気を振り絞ってお話ししてみました。
Q&A式に纏めてみます。
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徳島県同市:秋田町遊郭7「現役遊郭の周囲」


今度は大通りを挟んで遊郭区画の反対側も見てみましょう。
遊郭歩きをしていると明確に区画が分かれていないことや、周囲に興味深いものが残っていることも多く、何となく気になったら周囲へも足を伸ばすようにしています。
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徳島県同市:秋田町遊郭5「現役遊郭の朝・続」


引き続き妓楼群を見ていきましょう
お約束ですが…
相当デリケートな内容なので以下の写真は全て無作為に載せていきます。
写真=妓楼とは限らないことをご承知置き下さい。

今回最も古いと思われる物件がこちら。小振りですが素敵ですね。
もう少し近づいてみましょう。
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見上げてみると…。奇麗な透かし彫り。
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入り口のランプ。
屋号は擦れて見えません。(ということにしておきます)
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まだまだ乙な物件が並びますよ。
壁の色がピンクと浅葱色に塗り分けられているのが分かりますでしょうか?(朝焼けでちょっと見づらいですが)
エアコン完備。そら熱く暑くなりますからねぇ…。
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玄関上部の飾り。
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二階の手摺です。まだまだしっかり据え付けられていますね。
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脇の装飾も色気がありますね。
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変わって別の妓楼。
ちょっと真新しく見えますが、ガワをリフォームしているだけのようにも見えます。
その証拠にむき出しの木製手摺はそれなりの経年を感じますね。
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こちらは照明。
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見上げてご覧じろジロジロ…。
照明器具の跡が3基!こういうの大事ですね。民家でベランダを明るく灯す必要はどこにもないですからね…。
当時は雪洞照明でも吊られていたのでしょうか。
エアコンがないので住居人はいないのかもしれません。昨晩の位置関係から営業状況を思い出すことはできず。
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玄関上部の飾り。
玄関が板張りしてあるので、廃業の可能性高し。
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こんな廃屋に片足を突っ込んだような物件も夜ともなれば…◆
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やっと突き当たりまでやってきました。
突き当たりにも、さては昔は…、と思える物件が並んでいます。
真ん中の物件がガラス張りの中にカーテン…。
「顔見せ」していそうな雰囲気ですね。
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突き当たりには銭湯もあります。たちばな湯。(以下、2012年11月25追記)同年8月入浴してきました。タオルレンタルで手ぶら入浴が可能。背中に絵のあるおじさんもいらっしゃいました。
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これにて遊廓街のメインストリート探訪は終わりです。
次回からは一気に脇路地・裏路地へGO!!盗んだ売女で走り出します。

  • 訪問日:2012年3月

※諸般の事情により位置情報は割愛

◆は2012年11月25日追記

徳島県同市:秋田町遊郭3「朝の妓楼へ」


昨夜はドキドキ夢空間だったので、日の出(約6:15前後)に合わせて、再訪しました。

遊郭跡歩きは早朝に限る。遊郭職人の朝は早い。
昔の人はいいこと言いましたね。言ってないですねそんなこと。
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徳島県同市:秋田町遊郭2「現役地帯」


今回は不退転の覚悟で参ります。

諸々情報を集めた結果、ここにはその文化が生きている…。生存を確信しました。
いつもは遊郭「跡」ですが、今回はそうじゃないんです。
徳島に至る道々、そのことを考えるだに疲れてしまいました。
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