青森県八戸市川:桔梗野遊郭(?)1「八戸の隠し遊郭」


2012年夏の遊郭旅、東北方面へ向かう前に名古屋を拠点に遊廓・赤線跡を巡るグループ、ギロウズさん(Twitterサイト)から、とある場所についての情報をもらいました。

「八戸に遊郭らしきものがあったらしい!」

殿山泰司『三文役者のニッポンひとり旅』(1977年、白川書院)に、それらしき記述があるのです。
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著者は俳優の故・殿山泰司(1915~1989年)。氏がかつての遊郭跡を好色旅行するという異色の著作です。

殿山泰司氏といえば、今村昌平『楢山節考』などでご覧になった方も多いのでは?
71D+xkoL68L._AA1059_.jpg(楢山節考では不気味な長老役がハマっていましたね…。)

さて、話を戻して、『三文役者のニッポンひとり旅』作中、タクシー運転手との会話がヒントになります。
同著(ちくま文庫版)から引用します。(「」は殿山氏の発言。『』はタクシー運転手の発言。遊郭部側にて変更)

「しかしこれだけ漁船があるんだから、漁師だとか船員だとか、上陸してどうするんだい、その小中野の旧遊郭でやらせるんじゃないの」
『いやそういうときはみんな桔梗野のほうへ行きますね』
「桔梗野てのはなんだい」
自衛隊のあるとこですよ』
「自衛隊か、なるほどね」
自衛隊とオンナはツキモノ。タバコにマッチ。便所に紙みたいなもんだ。(後略)

殿山氏は、八戸の遊郭があった「小中野」へ女性目当てでやってきたものの、単なるスナックになっており、不首尾に終わります。
では「遊び」は、どこに行くんだろう?という質問をタクシー運転手に投げかけたのが↑の会話につながります。

ヒントは
「桔梗野」という地名
自衛隊の近く
になります。

その条件が成立する場所はこちらになります。桔梗野という地名。そして八戸駐屯地…!
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八戸市市川町桔梗野です。

ここでスナックを検索してみます。
スナック密集地帯です。本当にありがとうございました。しかも旅館もありますよ!
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これら一連の情報を名古屋のギロウズさんから頂きました。

「桔梗野」+「遊郭」で検索しても、情報は皆無!!!
これは緊急スクランブルであります。
関東在の遊郭部としては真実を突き止めなくてはなりません。予定を大幅変更して当該案件を最優先事項に繰り上げました。

東京から桔梗野まで約650km。行けないことはない!

では万障繰り合わせの上、桔梗野へ行ってみます。

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