山形県松嶺町:新町遊郭7「妓楼跡を特定」


元庄屋のご主人にお話を伺って、妓楼の場所がやっと特定することができました。
ご主人の時代には2軒あったそうです。

1軒目はここです。
DSC04603.JPG

完全に更地です。これは地元の人に教えていただけない限り分からないですね。
座標はここになります。

向かいも更地で、樹齢の長そうな木があったのでこちらかと思いましたが、こちらではないようです。
DSC04594.JPG

2軒目はこちらの精肉屋さんの場所。こちらも家屋に面影がないので、外見からはまったく分かりません。
単にこの場所にあっただけなのか、或いはこちらにお住まいの方が、元楼主なのか分からないので、お話を伺ってみました。
DSC04593.JPG

お婆さんがいらしたので話を聞いてみました。

「うーん、分からねぇのー」
「85になるけど、どうだったかのー。なんだかそんな話も聞いたことがあるのー」
「やっていたかもしれないのー」
「でも、わたしはノータッチだったのー」

どうやらここで間違いないようですが、早々に廃業したご様子。
またこちらのお国言葉なのか、語尾に必ず「のー」が付きます。

85にも関わらず、唐突に『ノータッチ』という言葉が出てきたので吹いてしまいましたwwww

最初は、いきなり遊郭についてお尋ねするのも気後れしたのですが、おばあさんは、ニコニコして教えてくれました。
しかも、必ず「のー」が付くので、とっても優しい響き。
割合、いろんな方言を聞いているのですが、この地域のお国言葉はかなりグッときました。

最後にもう一軒、料理を出していたという場所(仕出し?)を教えてくれました。
前項でも載せたこちらです。なんとなく商売の匂いがしたのですが、間違っていなかったようです。
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さて、全国遊廓案内には下記のように記述されています。

目下は唯一軒「藤本家」があるのみだ。

地図をもう一度よく見ると…。
こちらの精肉屋さんには「藤本や」としっかり記載されていますね!!もう間違いないです。
fujimoto.png
このことは、この記事を書きながら気がついたことです…。もっと早めに気づいていれば、「いつ精肉屋に転業したのか?」など、もっといろいろ聞くこができたかもしれず、後悔しきり…。
まさか、精肉屋に転業しても屋号を残しているとは思わなかったので、まったく気がつきませんでした。

でも、裏を取って、妓楼の位置が確実になったので良しとしましょうか。

こちらの「藤本や精肉屋」さんのお庭には、真っ赤なお稲荷さんがありました。
許可を頂き撮影させてもらいました。最近塗りなおしたとのことです。
DSC04607.JPG

もしかしたら、お女郎さんたちが、毎朝、お稲荷さんに手を合わせていたのかもしれませんね。

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