福島県小野新町:殿町遊郭4「小西楼と新盛楼の写真」


司書の方が持ってきてくれた写真を見ていきましょう。

こちらのアルバムは町のとある方が寄贈されたそうです。
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もろもろ貴重な写真が記載されていましたよ。
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画像補正とトリミングしてみました。

小野新町遊廓
小西楼主 羽田要太郎
小西楼-001.jpg

かなり立派な家屋ですね…。
ナマコ壁。2階建てのようですが、かなり高さがあります。もしかしたら3階建てかもしれませんね。

小野新町遊廓 新盛楼主 稲垣リン
新盛楼-001.jpg

これは新盛楼の内部のようです。
女郎部屋にいる娼妓たちでしょうか。タンス等家財道具が立派ですね。

家財道具が立派なので、楼主の写真かと思いましたが、わざわざ貧相な部屋を写すことは無いと思われることと、楼主が表立つこともなさそうなので、それなりのシチュエーションを整えた上で、娼妓たちが写されたのではないでしょうか。
娼妓たちの表情が読み取れません。どう思いながら撮影されたんでしょうね…。

これはかなり貴重な資料です。内観・外観だけでなく楼主も記載されています。

そして、この寄贈写真を見て気が付きました。
寄贈アルバムには、遊郭だけではなく、その他、町の風物を捉えた写真が多く収められています。そして、それらの写真はほとんど全て町史に使用されています。

しかし町史では遊郭のことには一切触れられていません。

つまりはアルバムからは意図的に遊郭の資料が排除されたということです。

このことを司書の方に相談すると、やはり司書の方も同じ見解でした。デリケートな問題なので割愛されたのだろうとのこと。

次は大正期の町並地図を見ていきます。

つづく

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