北海道森:森町遊郭4「遊郭跡探し」


さて、いよいよ遊郭の位置を特定してみます。
前項の全国遊廓案内(全国遊覧社、1930年)で触れた森町遊郭の場所について復習してみましょう。

森町遊廓は北海道芽部森町字内浦にあって、函館本線森駅下車、東へ約1丁の地点にある。

とのこと。

  • 内浦
  • 森駅から東へ1丁
  • このあたりがキーワードになりそうです。

    1丁は約109メートルですから、森駅から109メートルとなるとこの範囲になるはず…。ほぼ駅の敷地内に含まれますが、感覚値としては1ブロック離れた場所、とのことでしょう。

    かつ、東方向ですからここしかあり得ません
    実はここは前項で扱った森桟橋の位置です。ということは遊郭は桟橋のすぐ傍にあったという事になります。

    ただし、下記の理由から最近まで確信が持てずにいました。

    • 湊のすぐ脇に遊郭がある点は、全国的に遊郭が隔離されがちなセオリーから外れること
    • 駅前散歩のついでという、あまりにもあっさり見つけてしまった経緯
    • 過去に森駅が移動している可能性

    最近になって下記の証拠を集めて、ウラを取ったので記事化しました。

    • 当時の遊郭写真と、背後にある山並み(駒ケ峰)の風景が全く同じアングルであった事(後述します)
    • 森町教育委員会に問い合わせをし、遊郭跡の位置について確認をとったこと
    • 前項で触れた森桟橋の案内板には、出航した船が内浦湾を渡る航路について書かれており、この地が「内浦」と呼ばれる点に符合する

    さて次項では、さっそく出掛けてみましょう。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    CAPTCHA